メールマガジン「ベトナム株情報」　
VOL.180
2012.6.5

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CONTENTS

01. 両証券取引所、5日から取引時間を正式に延長
02. 週間☆アクセス数上位ランキング！
     特集（2012年5月28日～2012年6月3日）
03. 噂のうわさ話
   　ベトインバンク[CTG]
04. サイゴン・街角風景　　
　「路上の床屋」
　　
01.   両証券取引所、5日から取引時間を正式に延長

   ベトナム国家証券委員会（SSC）は、5日から取引時間を正式に延長すると発表した。
1日付ダウトゥチュンコアン誌が報じた。

ホーチミン証券取引所（HSX）及びハノイ証券取引所(HNX)は
3月5日から取引期間を試験的に延長していた。

取引延長の試験的導入結果について、SSCのグエン・ソン市場開発部長は、
「取引時間の延長は明らかに両証取の売買高、売買代金向上に大きく寄与している」とコメントした。

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02. 週間☆アクセス数上位ランキング！
（2012年5月28日～2012年6月3日）

このコーナーでは、前週のベトナム株情報（www.viet-kabu.com）の
アクセス数の多かった記事を紹介いたします。

1 位 HAG：7009万0459株の追加上場日を発表
[2012/05/28 12:04 JST更新]
http://www.viet-kabu.com/news/hochiminh/120528120325.html

ホアン・アイン・ザーライ[HAG]

・株式種類：普通株式
・額面価格：1万ドン/株
・追加上場株式数：7009万0459株(2010年株式配当による株式)
・額面総額：7009億0459万ドン(約26億8500万円)
・追加上場日：2012年6月4日(月)

2 位 日系企業向け工業団地、続々と誕生
[2012/06/01 20:11 JST更新]
http://www.viet-kabu.com/news/hochiminh/120601072519.html

ホーチミン市工業団地輸出加工区管理委員会（HEPZA）は2012年年初に、
裾野産業に特化する日系企業向け工業団地を設立することを検討すると発表した。
31日付サイゴンタイムズ紙（電子版）が報じた。

情報筋によると、日本の長大株式会社及びみずほ銀行は、
日系企業向け工業団地（ホーチミン市ニャベー郡）の開発について
ヒエップフオック工業団地インフラ開発会社と交渉中だという。

これに先立ち、N＆G投資開発株式会社(N＆G Corp)は3月下旬、
清水建設株式会社と国内初の裾野産業団地であるナムハノイ裾野産業団地（HANSSIP）
（ハノイ市フースエン郡、650ヘクタール）の建設に関する協力契約を締結した。
清水建設は同案件に約10億ドル(約780億円)を投資する見通し。

既にHANSSIPは建設が進められており、敷地内には、◇工業団地、◇都市区、
◇商業施設、◇銀行、◇医療施設、◇学校などが建設される予定。完成後は、
◇機械、◇繊維、◇皮革・履物、◇電子、◇自動車生産・組立などの
裾野産業に属する企業約200社が入居する見込みである。

ジェスコ・ホールディングス（東京都新宿区）も昨年11月、
ホアビンビル建設管理[HBC] 及びロンハウ建設[LHG] の2社と共同で、
日系中小企業向けの工業団地開発事業会社ホアビン・インフラストラクチャー
・コンストラクション・インベストメント・コーポレーションを設立した。この会社は
第4ロンハウ工業団地建設案（メコンデルタ地方ロンアン省カンズオック郡、126ヘクタール）を
進めている。工業団地の半分を日系中小企業専用とし、その他に小規模なレンタル工場を
用意するなどしてベトナム進出をサポートする。

◇双日株式会社、◇大和ハウス工業株式会社、◇株式会社神鋼環境ソリューションの日系企業3社は
昨年8月、現地パートナーであるドンナイ食品農産加工輸出入株式会社（ドナフード社）と共に
ロンドゥック工業団地（東南部ドンナイ省、281ヘクタール）を設立すると発表した。第1期造成工事は
今年3月中旬から進められており、2013年中に建設を完成し営業を開始する予定。既に60ヘクタールが
予約されているという。

円高が進んでいる中で、海外生産は国内生産と比べて効率性が比較的高い。また、人件費の増加などで
中国での生産コストが高くなっており、日本からベトナムへ生産拠点を移管させたいという企業も多い。
これを受けて、日系工業団地は日系企業の注目を集め、成功を収めることが期待されている。

3 位 ホーチミン証取、ザラ場方式の取引セクションに成行注文を試験的に導入
[2012/05/28 17:56 JST更新]
http://www.viet-kabu.com/news/vietselect/120528050332.html

ホーチミン証券取引所（HSX）は、7月2日から3か月にわたり、ザラ場方式の取引セクションに
成行注文（Market Price＝MP）を試験的に導入すると発表した。28日付カフェエフが報じた。

成行注文とは
・現在の一番低い売却注文価格(取引待ち)で購入する注文、
又は
・現在の一番高い購入注文価格(取引待ち)で売却する注文
をいう。

上記の規則で取引後、まだ約定されない部分がある場合、
上記の次に低い(高い)注文価格での取引となる。

現在、ザラ場方式の取引セクションに適用されているのは指値注文のみであるため、
この取引セクションに成行注文が導入されることで取引方法が1つ増え、投資家がより
容易に取引出来るようになると見られている。

03. 噂のうわさ話

※くれぐれもお取り扱いにご注意ください！！
現地投資家は何を考え、何に基づいて投資をするのか？
いろいろと推察しながら、しかし、あくまでも「噂として」お楽しみください。

※こちらの記事はグローバルリンクアドバイザーズ株式会社が、
毎週有料会員向けに配信しているメールマガジン「ベトナム株通信」の
過去記事をご提供いただいたものから「ベトナム株情報」が独自に選んだ、
おもしろい噂を組み合わせて掲載しています。

●グローバルリンクアドバイザーズ株式会社については、こちらをご覧下さい。
http://www.gladv.co.jp/members/vietnam/index.html
●「ベトナム株通信」については、こちらをご覧下さい。
http://www.viet-kabu.com/magazine/ad/global/index.php

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ベトナム現地投資家のうわさ話・ベトインバンク[CTG]の巻！

(2012年6月5日発行ベトナム株通信第1674号)
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■ベトインバンク[CTG]■

ファム・フイ・フン会長によると、年初9か月の利益は2兆ドン（約76億円）、
年間計画達成率22％程度に留まっている。4月末時点における自己資本比率（CAR）は
11％、不良債権比率（NPL比率）は約2％であるという。また、不動産向け貸付割合は
3.6%、証券向け貸付割合は0.13％となっている。

CTGが国内で提示している外貨建て短期預金金利は年2％となっている。
ドル建て預金残高が昨年の中頃から減少傾向にあるため、
外貨ポジションのバランスが取れていない状態にある。

国際市場向け社債2億5000万ドル（約197億円）（表面利率：年8％）を発行したのは
外貨ポジションのバランスが取れた状態にするためである。
また、CTGは第3四半期に株式20％を発行し、第4四半期にその払込みがあると聞いている。

現在の株価収益率（PER）は11.8倍、株価純資産倍率（PBR）は1.8倍と割安な水準にある
とは言いにくい。既にCTG株を保有している投資家は、そのまま保有し続けて良いが、
新規に購入することは避けたほうが無難だろう。

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04.サイゴン・街角風景

毎週、ベトナムのほのぼの写真をお届けいたします。
今週は「路上の床屋」です。

現在殆ど見かけることはありませんが、
ごく稀に路上の床屋を見かけることがあります。

重そうな椅子はどこから持ってきたのか？
鏡はどうやって壁に打ち付けたのか？

ベトナム人は日本人には想像を遥かに超えるようなことを
軽々とやってのけます。

強い日差しにも突然の雨でも困らないよう、
自作のテントを頭上に張り日曜日も地道に営業。
最後は丁寧に耳掻きもしてくれるそうです。

（photo by ongbatman）

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今回は、ここまでです。
最後まで、お読みいただきましてありがとうございます。
今後とも、「ベトナム株情報」をよろしくお願いいたします。

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ホーチミン証取	取引時間延長前	取引時間延長後
1営業日当たりの売買代金	7300億ドン（約27億7600万円）	1兆4730億ドン（約56億円）
※後場の売買代金構成比：33.3％

ハノイ証取	取引時間延長前	取引時間延長後
1営業日当たりの売買代金	1635億ドン（約6億2200万円）	2964億ドン（約11億2700万円）
※後場の売買代金構成比：35.5％